そこにいるか

個人的な体験、その他の雑感

2009-01-01から1年間の記事一覧

野生動物に「新天地」がない

本来は九州にいないオキナワキノボリトカゲが、宮崎県日南市と鹿児島県指宿市で見られるようになり、日本爬虫両生類学会(会長・松井正文 京都大教授)は、駆除などの対策を求める要望書を環境省と両県に送った。沖縄や奄美諸島が生息域で、環境省のレッドリ…

水戸黄門のもたらす浄化

京都大学人文科学研究所の教授、金文京(57)は、水戸黄門の印籠と同じような存在が韓国と中国に存在することに気がつき、趣味で調べ本にした。 東京生まれ、在日韓国人二世の金は、小さいころから家で韓国の文化に触れてきた。印籠と同じように平伏させる道…

コメント欄なぞなぞ認証の件

いつからそうだったのかわかりませんが、どっちかというとコメントされたくないあまりの窮余の一策みたいに見えなくもないので、それ、やめたほうがよいのでは。いちおうトラックバックできるとはいえ、こうやってエントリ1本そのために割くというのも人に…

ボタンかけ違ってるよ

新聞には読者の意見を掲載するスペースが投書欄以外にもいくつかある。朝日新聞の場合、生活欄には主婦らが日常のひとこまを綴る『ひといき』があるし、中面テレビ欄『はがき通信』には「BLEACHに仲間の大切さを教えられた」などという20代男性の意見が載っ…

「私は感心した」僕は心配です

2009年11月8日付の朝日新聞投書欄に、「社会を冷静に観察する中学生」という投稿があった。中学校の教員によるもので、中学三年生の国語のテストに「鳩山政権の政策をひとつ取り上げ、自分の考えを200文字以内の文章にまとめる」という課題を出したそうだ。…

ひとときの休息を得ようというブロガーへ

同じことを考えている人は多いでしょうが、韜晦の権化のように皆を煙にまいていたあなたのこと、これは壮大な冗談なのではないか――と、どうしても思ってしまいます。そうであればどれほどよいでしょうか。あなたのブログに対し、大文字の英文*1で嫌がらせの…

よしながふみ中間点説

「大奥」よしながふみ - キワモノ偏愛記 増補版 http://kiwamono.blog.so-net.ne.jp/2009-05-09「大奥」、追記 - キワモノ偏愛記 増補版 http://kiwamono.blog.so-net.ne.jp/2009-10-18 に関して、コメントにはちょっと長いのでトラックバックで。 僕自身、…

女性の食生活にまつわる懺悔の書

妹は僕より大食いだし、母もおやつを買ってはしじゅう何か口に入れている。彼女たちは「これ以上食べると太るー」とか言いつつ、むしゃむしゃよく食べる。こういうときは、「いや、全然太ってないよ!」とおだてるのが無難なのだろうと思いつつ(じっさい太…

育児とWebの日々から職場復帰するブロガーへ

日本は世界でいちばん女性漫画家が多い国、と聞いたことがあります。もちろんそれには「女性作家の作品を受容する女性読者」の多さや、「作家の女性性を利用する側面」の可能性など、さまざまな要因もあるのでしょうが、実力のみではかられる世界において、…

子供を連れ歩くことに寛容な社会であるほうがよいのではと思う

朝日新聞の投書欄に、「ベビーカーに子供を乗せていたら、周囲から邪魔者あつかいされた、もうちょっとどうにかならないのか」というような意見があった(古紙回収に出してしまい、すでに手元にない*1)。 それに対し、「ベビーカー」が「悪いとは思いません…

性的に不快なタイムラインに苦しんでいるという文筆家へ

昨日、Twitter上で、あなたがご自身のタイムラインについて、「見るのが不快」という発言をなさっているのを拝見しました。僕はそれについて、あることを考えつつちょっとしたreplyを送り、IDコールを飛ばすという裏技を駆使してお返事もいただいたのですが…

「アカウント乗っ取り騒動」について感じたこと

id:guldeenさんとid:hiroomiさんのはてなブックマークコメントが変だ、という話。 アカウント乗っ取り? http://anond.hatelabo.jp/20090922161446re:アカウント乗っ取り? http://anond.hatelabo.jp/20090922181948 id:guldeenさんのコメントは、あからさま…

豚の悲劇

だめな古代人 これまでにも何度か言ってきたが、われわれの現代文明が古代ギリシャ文明に負うところは大である。しかし、やはりどうにもついていけないところはあって、それは、プラトンの『ソクラテスの弁明』を読んで、「うんうんわかるなあ」とうなずきな…

国をあげて

家にいるとNHKのBS-1をつけっぱなしにしていることが多いのだが、アジアの報道番組などを特集する夕方のニュースの番宣が、「いま、韓国は国をあげて子供たちのアトピー性皮膚炎対策に取り組んでいます」というようなことを言っていた。 確かに病気の人はつ…

俺たちこそが力なんだよ――はるかアラスカ最底辺から

子供のころのある日、家に帰りつくと大いびきが聞こえてきた。もっとも、父がフリーランスだった僕にとっては普通のこと。なるべく邪魔しないように、一人でおとなしくおやつを食べていた。しかし、しばらくすると玄関ドアの開く音がする。なんと父が帰って…

id:NORMANさんにお会いしました(ハイク増補版)

あれから一週間経ったので、超ごく一部からご好評いただいたハイクエントリをこっそり書きなおして転載。 id:islecapeさん、明日の夜あたりに仙台に戻ろうかなと思ってるんですが、明日もしお暇があればお茶でもどうですか?お忙しいようであれば、またの機…

緩衝地帯

まっくらやみだ!

テスト

一年以上使っても、まだまだ知らないことがある。ということでちょっと実験した(ていうかプライベートダイアリーのほうでやればよかったのか)。しかしそれでこのスペースの始末に困る。どうしたものかのう。なにか思いついたらここに挿入しようか。そう思…

緩衝地帯

まっくらやみだ!

「裾野」の広さがうらやましい

http://d.hatena.ne.jp/islecape/20090820/p1からの続きみたいな感じ。 八月十七日付のハイクに書いたが、昨年(2008年)夏公開の映画『ダークナイト』にあわせるかたちで登場したオムニバス短編アニメDVD『バットマン ゴッサムナイト スペシャル・エディシ…

人類はそんなに凄い存在じゃないと思う

inspired by http://anond.hatelabo.jp/20090821204803 先駆者としての人類には敬意を払いつつも、この生物種の文明を素晴らしいと思った事が無い。地球がまだ「未発達」「野蛮」だと言われていた時代の存在だ。当時の知性化種族の地位なんて今とは比べ物に…

コミケの話、といっても参加した話ではない。というのも僕はビッグサイトに行ったことがないもので

「確かにあんたの絵は上手いけど、コミケで同人やっても相手にされないよ」中学のころ、コミケ通いしていた(らしい)女子にそう言われて困惑した。コミケ? なに?同人というと、歴史的には「白樺」とか、あるいは近所の俳句の寄り合いとか、そんな認識だっ…

興味と関心の彼我

以下は、 勧善懲悪 - NaokiTakahashiの日記 http://d.hatena.ne.jp/NaokiTakahashi/20090819/p1 のブックマークにつけたコメントをふくらませたもの。特にトラックバックはしない。 ※後日追記:なんだか「彼我 読み方」で検索してこられる方が多いようなので…

「韓国が在韓の定住日本人に対して行っている制度」について軽く調べてみた

※2019年9月24日注記:おそらく近頃の日韓関係悪化のせいでしょう、本記事へのSNSからの流入の増加を確認しましたが、本記事はあくまで2009年の情報であり、以降特段のアップデートをしていません。Webの情報は投稿日・更新日を確認しよう。一方で、本記事が1…

前のエントリで「交通事故死者数30000人時代」てなことを書きましたが、これは完全な勘違いでした

本筋とは関係ない話なのですが、前エントリ「隣り合わせの灰と生命」(http://d.hatena.ne.jp/islecape/20090729/p1)で、交通事故死者数のところ間違えました。朝、新聞を読んでいたら、 昭和の日本は交通戦争の時代だった。50年に4千人台だった死者は、70…

隣り合わせの灰と生命

via 自殺の「罪深さ」はどこに由来するか - 今夜だけでもときめきたいんだ http://d.hatena.ne.jp/TOkimeki_TOnight/20090728/1248794781 あんまり関係ないというか話がずれるので(今度こそ)トラックバックはしない。僕の父はだいぶ前に亡くなった。長期に…

村上春樹を盾にしてはいけません(改稿)

※もともとトラックバックするつもりがなかったこともあって「トラックバックしてません」という安直なタイトルにしていたのですが、よくよく確かめたら自動トラックバック設定になってましたすいません。それにあわせてちょこちょこ書き換えました。 ものを…

スフィンクスがクイズマニアの人喰い怪獣というのは地中海文明の幼稚な空想にすぎない

哲学の営みは、ギリシア人以外の異民族(バルバロイ)の間で起ったと言っている人たちがいる。 (中略) しかしながら、たんに哲学のみならず、人間の種族そのもの*1もギリシア人から始まったものであるのに、これらの著者たちはそのことに気づかないで、ギ…

「決して報われることのない、国家への限りない愛のあかし」

酔った父は、学生のころ機動隊との衝突で受けた傷をそう呼んでいた。(※後日一部補筆) function いま一部でちょっとした話題になっている「反日上等」という言葉から(「反日」という一方的なレッテル張りを無化する意志の現れと同時に)、「日本への愛」を…

なにを見てもなにかを思い出す

via http://d.hatena.ne.jp/islecape/20090514/p1 case1 もう15年も前のことだが、「ナタ・デ・ココ」なる食材が流行ったことがあった。僕自身は子供だったので、どれほどの流行だったか肌で感じることはなかったが、それでも「ナタ・デ・ココ入りヨーグル…