そこにいるか

個人的な体験、その他の雑感

サメとともにありぬ

トラックバック」の意味もわからずにとりあえず始めてみたYahoo!ブログの、その表現しようのないあまりのあまりさにびっくりして*1、(exciiteブログも試しつつ)はてなダイアリーに来たのが3年前、2008年5月30日のこと。




エスツェット
悪のシンジケート「腐乱鐘呪」(ふらんべるじゅ)によって生み出されたスーパーサイボーグザメ。
宇宙警察の手入れによって組織が壊滅したあと社会復帰プログラムを受け、シェイクスピア研究を専攻し大学院に進学するが、指導教授のイヌとオセロー解釈の違いで対立し中退。汎ユーラシア共同体の植民惑星・海洋惑星オケアニスで海賊となり、その地で代理戦争をする国連やアメリカ大陸連合の以下略(うろ覚えによる再現)
……というような自作のサメキャラクターイラストをアカウント画像として使るため、たまに呼びかけられるときに「サメ」扱いされる。最初「サメ」呼ばわりされたときは「なんの誤字だろう」と思ったくらいだが、もう自分でもサメが他人(というか他種族)でないみたいな気がして、世の中のサメに対する「凶暴」「人食い」といったステロタイプに憤りを覚えたりすることがないでもない毎日である。ぼくはおもいこみがはげしい。



ここでいったんサメのことはとりあえずさておく。

Webにはもうまる三年いるので、いちいち報告はしていないがもちろん多少なり環境は変わった。変わるものである。12歳からMacユーザーだったのが、生活からApple色を完全に排除したWindowsユーザーになったくらいだ。islecape名義でいろんなところに投稿した情報を総合すると、「なんか大学院に進めそうにない感じのロートル大学生で、アルバイトで絵を描いたり*2」みたいな感じだったのが、今はもう、そうではない。やっぱりというか当然というか、大学院とかいうところには進めず(アイコンに使っているサメよりもしょうもない。我々の世代に「定年後」があったら考えよう)――だいぶ以前に死んだ父は出版業界の人間だったということにも触れているが――けっきょくそれに近いようなところに飛び込み、「Adobe製品」と「WindowsOS」という、昔では考えられない組み合わせを使っている。そしてまどかマギカのフィーバーぶりに驚き呆れていたりする*3

しかし相変わらず無名の個人であるし、僕自身、誰かに何らかの便宜を図れる立場でもないので、こうした事情についてはここで軽く触れるだけにしてサメに戻る(以前、こんなGIFアニメを作っていただきました)――


更新間隔が空くようになった理由は、「生活上の変化があったから」と言いたいところだが、実際のところはそうでもない(更新を抑えだしたのは、昨年の9月から)。各所からのメールは溜まるRSSフィードは溜まるで、呼びかけられてろくに返事ができなかったり失礼しまくりといった状況ではあるのだが、書くことをやめたわけではなく、むしろ「書いても投稿する思い切り(無謀さ)に欠けている、タイミングを外している」とか「増やしすぎた別名義のアカウントの管理もしなければならずなにがなんだか、もうわけがわからな



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「家電の告白」が面白い。
スタイルアサヒに4月から連載されている、様々な家電を主人公にした小咄である。いま朝日新聞というと、安野モヨコ「オチビさん」の評判がよろしいようだが、60年くらい朝日新聞を購読している我が家のおすすめは、本紙連載ですらないこの対話劇だ。いや60年購読と言っても僕はその半分も読んでいないのでいま書いたことはもちろん適当です*44月分を読み飛ばしたのはなかったことにして、広く読まれることを切に願う次第である。著者Webサイト読めるし。みんなも読もう。

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なんの話だっけ。


あ、そうだ。

更新間隔が空くようになった理由として、やはりどうしても「地震津波」と「原発事故」の影響はどうしても外せない。他人事みたいな言い方になるが、「ひとつになろう日本」じゃないよ「おちつこう東京」だよ、というようなことは思っている(もちろん落ち着こうが慌てふためこうが放射能の影響は変わらないけど)。震災以前にも日本の「外」では「いろいろ」あったわけで、いざ自分のところで災害が起こったからわーわーというのは、やはりちょっと今までどうだったのか反省したほうがいいんじゃないの……というようなことは書いたが、それはまあ、人間の性として仕方ないだろう。

僕自身、原発については「クリーンなエネルギー」とか言っているのを見かけるたびに「いったいこの寝言を本気で信じている人はいるのか、それとも『そういうことにしておく』という処世なのか」というようなことを考えつつ、エネルギー問題についてもそのうち取り上げようと思って数行書いたり奇をてらって書いてみたりしたのみで放置したら、このありさま。しかも東北。僕の数世代前は基本的に近畿・四国圏で暮らしていたものがほとんどだが、残り1/4であるところの祖母は会津若松の出身であるし、しかも僕はずっと東京に暮らしている身。なんとも微妙な立場である。

あの地震の日、「『復興がなるまでこのことは書くまい』というような考えでいたら、おそらく一生書くことはないだろう。でもそれって、人類が地球から出て行く日だろうか?」などということを思った。一方、僕のためらいとは逆に、Webにおける僕の観測範囲では地震津波原発事故以降、今までそういうことをしなかった人も、社会のありようについて考えを述べるようになってきたような気はする(もちろん、そうでない人もまた、それなりにいるが)。

このダイアリーは、あまり人が触れたがらないような社会の問題について個人的な立場から言及するという目的によって運営されていた。それは自分のためであり、また避けられるような話題が目につくことにとって、誰かが何かしら感じ考える機会になることもあるかも、というようなことを思ってのことであった(大きなお世話というか、そもそもそれができていたかどうかも心もとない)。しかし、黙っていても問題がつきつけられ、否が応でも考えて決断することを求められるような状況になったいま*5 *6。いったん「誰かにとってのメディア」となった以上、可能なかぎり責任は果たす方向で。



長いこと更新しないと広告が出るそうなので、とりあえず書かなくてもいいようなことを無理やり書きました。

僕にとっては「はてな記念日」でもあるし。 なんかいやな響きの記念日だな。


以上。



まあ、出てもいいけど。広告。





というか、僕自身が出してるけど。広告。







あとがき という名のさらなるこうk……レコメンドということにしよう

さて、今回なんの脈絡もなく広告ふうの挿入文を入れたのは、

こんなことを言われてしまったからですが足をひっぱってますね明らかに。今までまったく存じあげなかった方です。このコミュニケーションの容易さがソーシャルメディアのいいところ、ということで、いいか(よくない)。


あと、なんの脈絡もなくといえば、僕はいい年してなんの脈絡もなくタカラトミーの変形玩具トランスフォーマーの話をすることでたいへん評判が悪いのですが、7月にはハリウッド映画版の第三作「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」の公開ということもあり、脚本ムチャクチャ米軍賛美の第二作「トランスフォーマー/リベンジ」もおそらく地上波放送されるであろうから(リベンジが大駄作であるということは監督のマイケル・ベイも認めているので、遠慮なしに)Disエントリを書くか、あるいは終わったことは忘却の彼方に流し去り、前向きな「SFとジェンダーはTFから学んだ」などと題したエントリでも書こうかと思いつつ、たぶん忙しさにかまけて何もしない予感がー。

トランスフォーマー ムービー DD05 ショックウェーブ

トランスフォーマー ムービー DD05 ショックウェーブ

「ニュービラン(仮称)」…………だ、ださい……*7。他のところではもうちゃんと「ショックウェーブ」になってるのに!(インターネットプラグインではない)。


とはいえ、ショックウェーブは、スタースクリームサウンドウェーブに比べればいくぶんマニア向けの側面がなきにしもあらずなので(トランスフォーマーそれ自体マニア向けとかいうのはともかく)、

トランスフォーマー ムービー DD01 メガトロン

トランスフォーマー ムービー DD01 メガトロン

ダークサイド・ムーン玩具では、これがおすすめです(参考レビュー)。トランスフォーマーアメリカ市場向けなので基本的に大きくて場所ふさぎですが。

や、エクシアちゃう


(2013年9月22日追記:今日は「ダークサイド・ムーン(DOTM)」地上波初放送の日なのですが、もはやメガトロンもショックウェーブもたいがいプレミアがついて気軽に買えなくなっています。しかしDOTM玩具は全体的にかーなーりー売れ余った印象……あ、ところでメタルビルドでエクシアリペア出たりしてますね)


じゃあ、そんなところで。


May the shark be with us!

*1:もっとびっくりなのはYahoo!ブログがいまだにあの時のまんまなことですが。とはいえ普通に使っている人もいるので、まあ、僕には合わなかったということで。

*2:色を塗っている、というのがより正確かも

*3:まー、ほんとはああいう話は好きなんで、もし話題になってなかったら見たかも、とは思うんですけど(あまのじゃく)。我々の世代に「定年後」が以下略

*4:祖父の代からというが、連載マンガ目当てでいろんな新聞と契約していたそうな。また、戦前はどこを購読していたかは知らない。

*5:なにしろ、原子力の問題は三日寝ればきれいさっぱり跡形もなく消え去るというものではない。

*6:被災していない人間が他人の不幸をダシに言いたいことを言うというような状況もあって、必ずしもこれでよいとまでは思えないが))、このダイアリーにおける拙い内心の披瀝は、対外的には用済みのような気がする。僕自身の問題として、書き方や、Webへの関わり方を変えていかなければならないように思う。というわけで思考錯誤中(誤字ではない)。 何度も書いたが、ここが「islecape」というアカウントの根拠であることに変わりはないので、そのうち思いつきでなにか新しいことを始めるかもしれない。 とか言いつつ、そういうこともなくずっと沈黙するかもしれないけど((あるていどアーカイブは積み上げたので、じゅうぶん名刺の代わりにはなるし……いや、でも書き換えたいところも多いけど……ゴニョゴニョ

*7:追記:2011年6月15日、名称変更を確認