あなたは差別などないとおっしゃる
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あなたは差別などないとおっしゃる。
しかし、差別を示す状況証拠は数限りなくありますよ。
それだけでは不十分ですか。
男女差別、門閥差別、障害者差別、民族差別など、政府や裁判所によって公式に認められた差別の記録もあります。
ことによると、あなたは見聞が狭く、今までの人生において個人的に差別を見聞きしたことがないのかも知れません。
しかしそれは、あなたもわたしもブラジルに行ったことがないからといって、ブラジル共和国は存在しないと主張するようなものです。
人間には差別をすることで自分を安全圏に置くといった自己防衛本能のようなものがあり、教育と訓練によってこのような自らの差別意識をコントロールすることができます。
差別する心はなくせなくても、差別意識によって誰かを不利に扱わずに済ませようと努力することはできるのです。
これこそが差別に対して個人にできる最初の、そして不可避の一歩であり、そしてすべての市民に必須のスキルなのです。
あなたが、この世界に差別など存在しないのだから差別救済など意味のないことだ、というような主張をどうあっても続けるのであれば、わたしがあなたを理解力の低い分からず屋のすっとこどっこいということで差別してもよろしい。
実を言うと、あなたがあまりにも頑ななので、もうすでにわたしはあなたを軽蔑しはじめているのです。