そこにいるか

個人的な体験、その他の雑感

あるスランプ

ここしばらく、SFを読むと「自分の世界だけでしか通用しない独自設定を独りよがりに面白がってそのあげく勝手に自己完結する」というのが鼻について困る(SFがそうだというのではなく、僕自身の感性がそうなっているということに)。一度そういうふうに感じてしまうと、どれを読んでもあらさがしに終始してしまうので厄介だ。一番最初に読んだSF『われはロボット』も、改めて読み返すと、初読の感動はどこに行ったんだろうか、と。

先ごろ話題になったアニメ作品を見ていたころからそんな具合で、その後の、そのアニメに対する世間の評価に首をかしげている。要するにこれってSF読みのスランプというやつだろうか。立ち直れるかなあ。