個人的な失態・その後の総括
先日、"404 Blog Not Found"というブログにdisられた(この言いかたが正しいのかどうかはわからないが)。さらに、それに関連して「finalventの日記」というブログで言及された。
正直いって、最初は「何ですか、この人たち」と思った。
僕はネット歴が浅く、前者のことをいくらか耳にする程度だったのでちょっと調べてみたのだが、どうも三輪車で遊んでいるすぐ横を大型トラックが2台かすめていったようなもので、一歩間違えれば大惨事・野次馬騒然、というような危険が危ない状況だったようだ。
まあ何も起こらなかった。
他の人にはなんてことのない話だろうが、個人的には一大事なので、一連の経緯についてまとめてみる。
まずこのダイアリーをはじめるに先立つ話。ウェブログを「パーソナルなメディア」というものとして実感させてくれたブログがある*1。そこで、次のような記事を読んでいた。
6hotからのアクセスアップ・5つのポイント - Weep for me - ボクノタメニ泣イテクレ
個人的には別に3hotでも6hotでもいいのだが、トラックバックするにあたっての心構えについて参考になった。このダイアリーもあるていどエントリを積み重ね、その上でテーマが重なったなら、どこかにトラックバックを送ってみてもいいかな――と思った。
とはいうものの、本ダイアリーにおける最初の投稿が2008年9月1日。その次が同月16日。いつになったら100本のエントリがたまるのかわからないようなのろさだ。なにしろ他にもローカルで恥ずかしい小説を書いたりpixivで絵を描いたりLang-8で下手っぴな英文を添削されているのだから仕方がない。
そんななか、平行してはてなブックマークまで始めていた僕は、次のエントリをチェックした。
空気読みで成り立つ国では無用の論理弁証能力 - 狐の王国
これを読んで某大日本帝国とその臣民のことを思い出した。空気を読みあい、あらぬ方向に突っ込んでいった人たちのことである。ブックマークコメントでは物足りなかったので、ただでさえ少ないエントリ数をかさ上げすることもできるしと、テキストエディタを開いた。
ここまではとくに何も間違っていなかったはずだ。
だが、ここから僕はミスを連発した。10月24日付で書いた新しい記事はこんなふうになった。
いまだにコンピュータの原理がわからない - 個人的な体験・その他の雑感
まずひとつめのミス。記事のなかでid:KoshianX氏のエントリにリンクするようアドレスを示した。サジェスチョンをもらったことの表明で、それ以上の意味はなかった。ところが、おせっかいなはてなダイアリーは、はてダの別記事のアドレスを記述したとき、自動的にトラックバックを送信する設定をデフォルトにしているのだ(はてダ以外へのTBは手動)。先に述べたようにトラックバックはまだ縁遠いと考えていたので、トラックバック関連の設定を注視していなかった。システムもろくに把握しないまま公にデータを送信してしまったのは失敗だった。
というわけで、いかにも頭悪げな題名のエントリがホッテントリにトラックバックされた(スパムまがいになったこの件について謝罪したが、KoshianX氏からはトラックバックは嬉しいものだから気にしないように、と寛大なお言葉をいただいた)。
ふたつめのミスはひとつめに付随する(むしろ先立つ)ものだが、「文章がわかりにくい」という点。なにしろ個人的な練習という意図で書いたものだ。文章力うんぬん以前に、人の文章を受けて書かれているにしては構成がわかりづらいのである(自己陶酔的というふうに見られるかもしれない)。もちろん、はじめからトラックバックを企図していたなら、このような書き方はしなかった。はてブのコメントに「ネタ?」というのがあったが、我ながらそう取られても仕方がないと思う。
この複合ミスが"404"小飼氏の目に触れたのだろう。何か勘違いしたような内容が痛々しかったのか腹に据えかねたのかどうなのか、彼は次のような本歌取り的エントリを書いた。
404 Blog Not Found:いまだに人間の原理がわからない
そしてさらに、それを読んだfinalvent氏がこんなエントリを書いた。
うーむ、なんかなあ - finalventの日記
ところでfinalvent氏はコンピューターに関する知識は一般常識としてもっと学ばれるべきだと考えているようで、(おそらく今回の件もあってのことと思うが)次のようなエントリも書いている。
僕ももう子供という年齢ではないが、アスキーコードはぜんぜんわかってない。
しかし困ったものだ。
もともとはKoshianX氏がタケルンバ卿(「卿」は尊称なので「氏」はつけない。いや、もしかしてタケルンバ〔名前〕卿〔名字〕さんだろうか?)のエントリ:
について触れ、「この国で必要なものは『エアリーディング能力』であり、たいがいの場合は論理もへったくれもないかもしれないよ」という流れを作ったのに、僕が「コンピュータの原理がわからん」云々などというタイトルをつけたせいか、いつのまにか理系の人がコンピューター無知の一般人を嘆く話になってしまった。コンピューターワカンナイヨと言ったのはものの例えですってば。
もちろん、このようにテーマがあらぬ方向に行くことだって仕方ないといえば仕方ないが。
話を戻すが、大手ブログからリンクされたため、このダイアリーにもいくらか人が来たらしい。ページビューカウンターの設定をしていないので、どれほどの来客があったかは不明だが、いくらかのgoogle対策にはなったようだ。とはいえ、このような場合にどう反応してよいかもわからない。すり手をしながらお礼でも言いに行くべきなのだろうか? でもなあ。いまいちな表現をあとでこっそり修正してやろうと思っていたのに、これじゃ書き換えられないじゃないか。とりあえず次のような読後エントリを書いて、"404 Blog Not Found"にトラックバックを送りつけた。これがみっつめのミスというか、恐いもの知らずというか。まああの人は読むまい。
びっくりだ(敬称は省略します) - 個人的な体験・その他の雑感
冒頭段落が僕の感想である。
(このエントリではfinalvent氏のことにも触れたのだが、その際「finalventの日記」にトラックバックを2度送信するという失敗をしてしまった。よっつめ。そもそもトラックバックをつける必要がなかったかもしれない。その点もお詫びします)
幸いなことに、この一連の流れで本ダイアリーが炎上するようなことはなかった。エントリの絶対量も少なく、ツッコミのし甲斐がなかったからかと思う。僕があんまりよちよち歩いていたから同情されたということも、ひょっとしたらあるだろうか……いやそれはないかな。そもそも小飼氏のエントリ自体、手遊びに書いたような手軽さだったため、さほどの注目を集めていない(なにしろ元ネタが元ネタだけに)。もう埋もれはじめてきた。あと一週間もすれば読み返されることもなくなるだろう。
やれやれ。
このエントリは、冒頭で言及した「Weep for me - ボクノタメニ泣イテクレ」にトラックバックしてある。なにしろまだ10本のエントリもないので、マナー違反かもしれないが、自分の読者がこんなふうにあたふたしているということを知ったとすれば面白かろうと思う。報告を兼ねている*2。
*1:ある意味、僕がブログを書きはじめるにあたってお手本に(なってないけど)している。
*2:コメントいただいてます → http://d.hatena.ne.jp/islecape/20081029#c1225269164